その後もAさんはたびたび遅刻し、体調不良を訴えて保健室に来室した。養護教諭が…|第111回保健師国家試験 午前問45

その後もAさんはたびたび遅刻し、体調不良を訴えて保健室に来室した。養護教諭が、学級担任に教室での様子を確認したところ、Aさんが授業中は無気力で寝ていることもあると分かったため、起立耐性失調(起立性調節障害)の疑いがあると推測した。養護教諭は、来室したAさんにこの疾患の症状に当てはまるか問診をしたところ、多くの症状が当てはまることが分かったため、専門医への受診が必要であることを伝えた。その後、保護者と専門医療機関を受診したAさんは、起立耐性失調(起立性調節障害)と診断された。 養護教諭がAさんに行う支援で最も適切なのはどれか。

  1. Aさんの不安を受け止める。
  2. 学校生活上の工夫を一緒に考える。
  3. 体調不良時は欠席するよう勧める。
  4. 規則正しい生活をすることを勧める。

解説

診断がついた後のケアは「学校に通い続けるための支援」です。Aさんは学校に来たい気持ちがあるので、朝礼に参加しない、1限目を欠席して2限目から出席、保健室での仮眠を認める、など「その子が学校生活を継続できる工夫」を教職員全体で検討することが重要です。不安受け止めは大切ですが、それだけでは解決しません。欠席を勧めるのは学習権の放棄です。規則正しい生活も重要ですが、この疾患は朝の自律神経調節が不十分な状態で、心がけだけでは改善しません。医学的知識に基づいた学校対応が最重要です。

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