Aさんの職場の高校では、教職員の結核発症を契機に平常時から適切な結核対策をと…|第112回保健師国家試験 午後問43
Aさんの職場の高校では、教職員の結核発症を契機に平常時から適切な結核対策をとるため、保健所の指導を受けることとした。保健所の保健師から高校への指導内容として適切なのはどれか。
- 「BCG未接種の生徒および教職員には接種を勧奨してください」
- 「結核患者が発生したクラスでは1週間の学級閉鎖を実施してください」
- 「咳が長引く教職員や生徒にはN95マスクをつけるよう指導してください」
- 「毎年度の職員健康診断ではインターフェロンγ遊離試験〈IGRA〉を全員に実施してください」
- 「職員健康診断の胸部エックス線検査で要精密となった教職員には速やかに専門医療機関での検査を促してください」
解説
平常時からの結核対策としては、定期健康診断の胸部エックス線検査で異常が指摘された場合に、速やかに精密検査につなげる体制を整えることが早期発見・早期治療の観点から最も重要です。BCG接種は乳幼児期が対象で成人には推奨されず、学級閉鎖の一律実施やIGRA検査の全員実施は結核対策として過剰または不適切な対応であり、根拠に基づいた指導とはいえません。