第107回 保健師国家試験 午前問34(健康支援と社会保障制度)過去問と解説
人口10万人の市の保健師が担当地区の地域診断を行った。 情報分析の方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 出生数を県全体の数値と比較した。
- 妊産婦死亡率を学校区別に比較した。
- 地区組織の代表者からの意見を分析した。
- 住民登録者のない地区をアセスメントから除外した。
- 子育てニーズを母親の就労の有無などの属性別に集計した。
解説
厚生労働省「地域における保健師の保健活動に関する指針」(平成25年)では、統計情報等の量的データと住民の声等の質的データを組み合わせた多面的な分析により地域の健康課題を明らかにすることが地域診断とされています。地区組織代表者からの意見聴取という質的データの分析や、属性別(就労の有無等)に集計した詳細分析は有効な手法です。妊産婦死亡率のような稀少事象を学校区別という小地域で比較するのは症例数不足により不適切であり、住民登録のない地区(実態として居住者がいる地区)を除外するのも実態把握上不適切です。