第108回 保健師国家試験 午前問44(母子保健)過去問と解説

次の文を読み44~46の問いに答えよ。 Aさん(35歳、会社員、初産婦)は妊娠週で母子健康手帳の交付を受けるために市役所を訪れた。地区担当保健師が面接したところ、Aさんは5年前にうつ病で通院していたが、その後症状が軽快し、現在は通院していないことがわかった。 Aさんは「実家から引っ越してきたばかりで近所に知り合いがいないため不安です。夫は仕事が忙しく、家事や育児への協力は期待できません」と話した。 現時点での保健師からAさんへの提案として、最も適切なのはどれか。

  1. 「市の母親学級に参加してみませんか」
  2. 「実家のご両親に相談されてはどうですか」
  3. 「家事援助サービスを使ってみてはどうですか」
  4. 「住み慣れると不安も軽くなりますので待ちましょう」

解説

うつ病の既往があり、転居に伴う孤立感や夫の支援が得にくい状況を抱えるAさんに対し、現時点でまず地域とのつながりを作る母親学級への参加を提案することは、孤立の予防と仲間づくりの機会を提供する適切な対応です。実家の両親への相談や家事援助サービスの利用は状況に応じた選択肢ではありますが、現時点でAさんが表明した「知り合いがいない不安」に直接応えるものではなく、待つのみの対応は不適切です。

同じ分野(母子保健)の過去問