第111回 保健師国家試験 午前問51(高齢者保健)過去問と解説

地域包括支援センターの保健師からBさんの報告を受けたA市の高齢福祉課の保健師は、認知症の症状は加齢に伴う自然のことで対処のしようがないと捉えている人が多く、認知症への市民の理解と行動が必要だと考えた。 A市の高齢福祉課の保健師が初めに取り組むのはどれか。

  1. 民生委員の会議で認知症ケアパスの説明をする。
  2. 認知症サポーター養成講座受講者に対して活動を支援する。
  3. 市民の認知症の人に対する理解を促すキャンペーンを実施する。
  4. 市民に対して認知症の人が利用できる介護保険サービスを周知する。

解説

課題は「市民の理解不足」です。まず広く「市全体への啓発」から始めることが効果的です。その上で、民生委員への具体的な説明や、サポーター活動の支援などが進みます。また、既に診断のある人へのサービス情報提供(ケアパス、介護保険サービス)も重要ですが、「認知症を正常な加齢だと考えている市民」への変容が先です。キャンペーンにより「認知症は対策可能な疾患」「早期受診が重要」などのメッセージが市民に浸透することで、初めて個別対応が活きてきます。

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