保健師との面談で、母親は「初めての育児で慣れないことが多いですが、少しずつ授…|第111回保健師国家試験 午前問54
保健師との面談で、母親は「初めての育児で慣れないことが多いですが、少しずつ授乳のペースをつかめてきたので、なんとかやれるような気持ちになってきました。でも、まとまった睡眠がとれず、もうろう状態で育児に追われているような感じがしています」と話した。 保健師は家族システム理論を用いて情報収集を行うことにした。収集する情報で正しいのはどれか。
- 父親の出勤と帰宅時間
- 母親の日中の休息の方法
- 育児にかかる経済的負担感
- 母親の育児に関する情報源
解説
家族システム理論は、個人ではなく「家族全体の相互作用」を分析する理論です。母親の睡眠不足の背景には「父親がいつ帰宅するか」「両親の役割分担」など、家族内の動態が関係しています。父親の帰宅時間が分かれば、夜間の授乳・育児サポート、睡眠時間の確保などについての検討が可能です。 各選択肢の検討: • a) 父親の出勤・帰宅時間:✓ - 家族システムの動作時間を把握できる - 夜間サポート体制を検討する基本情報 • b) 母親の日中休息方法:△ - 本人個人の対処行動で、システム分析ではない • c) 経済的負担感:△ - ストレス要因ですが、睡眠不足の原因ではない • d) 情報源:△ - 育児知識の入手経路で、システムとは別 家族システム理論では「家族の構造と機能」を重視します。父親の時間を把握することで、家族全体の睡眠・育児サポート体制の問題が見えてきます。