第111回 保健師国家試験 午後問50(感染症と対策)過去問と解説

次の文を読み48~50の問いに答えよ。 Aさんの同居家族を含む接触者中3名が二次感染により麻しんを発症したが、3名とも麻しんワクチンの未接種者であった。今回の事例を受け、管轄保健所の保健師は、麻しん定期予防接種の接種率向上のため、未就学児の保護者を対象とする講演会等に積極的に出向き、予防接種の重要性について説明を行う時間を設けてもらうようにした。ある会場での講演会終了後に、参加者である一人の母親から「かかりつけの医師から勧められているが、自分は子どもに予防接種を受けさせるつもりはない」と申し出があった。 この母親への保健師の対応で適切なのはどれか。

  1. 「受けさせたくない方に余計なお話をお聞かせしてしまい失礼しました」と伝える。
  2. 「予防接種についてもう一度説明させていただいてもよいですか」と尋ねる。
  3. 「予防接種を受けさせたくない理由を教えていただけますか」と尋ねる。
  4. 「法律で定められているので接種の義務があります」と伝える。

解説

予防接種に拒否感を持つ保護者への対応では、まずその理由を丁寧に聞くことが重要です。理由を聞くことで不安・誤解・懸念を把握し、適切な情報提供や支援ができます。再説明を申し出ることより先に理由を聞くことが動機づけ面接の原則です。法的義務を誤って伝えたり、謝罪して引き下がることは不適切です。

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