保健所の保健師は指定難病のAさん(78歳、女性)の家庭訪問をした際に、Aさん…|第112回保健師国家試験 午後問10
保健所の保健師は指定難病のAさん(78歳、女性)の家庭訪問をした際に、Aさんの腕に多くの新旧のあざがあることに気付いた。詳細を聞くと、介護者である同居の息子が毎日のように暴力を振るうと話し、胸部や腹部にもあざが確認できた。保健師は市の高齢福祉課と連携して支援するために情報共有をしたいと考えたが、Aさんの同意が得られなかった。 保健所に戻った保健師がこの日に行う高齢者虐待への対応で適切なのはどれか。
- 福祉事務所に通報する。
- 市の高齢福祉課と情報共有する。
- 1週間後の家庭訪問の計画を立てる。
- Aさんに電話をして同意が得られるまで説得する。
解説
高齢者虐待防止法では、高齢者虐待を発見した者は速やかに市町村に通報する義務があり、本人の同意の有無にかかわらず通報・情報共有を行うことが求められます。身体的な暴力という緊急性の高い虐待が確認されている以上、その日のうちに市の高齢福祉課へ情報共有し、迅速な安全確保のための対応を開始することが最優先です。1週間後まで対応を先延ばしにすることは危険です。