Aさん(45歳、男性)は高校の国語教諭。9か月前の定期健康診断では特に異常は…|第112回保健師国家試験 午後問41
Aさん(45歳、男性)は高校の国語教諭。9か月前の定期健康診断では特に異常はなかった。1か月ほど前から咳嗽が出現し、市販の咳止め薬で様子をみていた。昨日から咳嗽が増強し、発熱もみられたため近医を受診したところ、胸部エックス線検査で異常陰影が認められ、呼吸器外来のある病院を紹介された。喀痰塗抹抗酸菌検査陽性で結核菌PCR検査陽性が判明したため、感染性の肺結核と診断され、直ちに入院となった。診断した医師から保健所へ発生届が提出された。 Aさんへの保健所の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 薬剤感受性試験結果を把握する。
- 解熱後3日経過すれば退院できると説明する。
- 入院中は保健師が毎日病院を訪問して服薬確認を行う。
- 胸部エックス線検査で陰影が消失するまでは職場に復帰できないと説明する。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉に基づいて結核登録票に登録する。
解説
結核患者への対応では、治療方針決定のために薬剤感受性試験の結果を把握し、多剤耐性結核の有無等を確認することが重要です。また感染症法に基づき、結核患者は保健所において結核登録票に登録され、その後の管理健診や治療完了までの継続的な管理が行われます。退院基準は喀痰塗抹検査の陰性化等によるもので解熱後3日ではなく、エックス線陰影消失は治療完了の必須条件ではありません。