第112回 保健師国家試験 午前問41(疾病の予防と管理)過去問と解説

面談の中で、Aさんは「私は父を尊敬していて、父のタバコを吸う姿にも憧れているのだと思います。父はがん検診を毎年受けていますが問題はなく、そんな父の息子ですから私も大丈夫です」と保健師に話した。自宅では換気扇の下、職場では喫煙ルームで喫煙しているとのことだった。Aさん家族と保健師の関係をエコマップに示す。(※元文書には父64歳・母62歳・Aさん34歳・妻30歳・長女7か月・保健師の関係性を強い/中程度/弱いの3段階の線で示すエコマップ図が含まれています) Aさんの禁煙に向けた働きかけで最も適切なのはどれか。

  1. 妻から禁煙外来を勧める。
  2. 父親から禁煙のメリットを説明する。
  3. 母親から喫煙と肺がんの恐ろしさを説明する。
  4. 妻から喫煙によって長女の健康被害が生じることを説明する。
  5. 保健師から喫煙と疾病との関連をエビデンスに基づいて説明する。

解説

Aさんは自宅では換気扇の下、職場では喫煙ルームで喫煙しており、健康被害への危機感が薄い状態です。生後7か月の長女がいることから、妻から受動喫煙による長女の健康被害を具体的に説明することは、Aさんにとって身近で切実な動機づけとなり、禁煙への行動変容を促す上で最も効果的と考えられます。父親や母親、保健師からの一般的な説明よりも、家族である妻から我が子への影響を伝える働きかけの方が説得力を持ちます。

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